内灘町立図書館には、井上靖氏の資料を集めた《井上靖文庫》があります。氏の著書約650冊や文学碑関係の写真パネルなどを展示しております。図書の貸出も行っていますので、どうぞご利用ください。所蔵リストは図書館にあります。
井上靖氏と内灘町について
文化勲章受章者であり小説家の井上靖氏は、金沢の旧制第四高等学校在学の3年間と、入学前の半年、合わせて3年半の歳月をこの北国の風土の中で過ごしました。その若き日においても、また作家となってからも、氏はこの内灘の砂丘に何度も足を運び、多感な青春の思いを反芻しています。それは、小説『北の海』『城砦』、詩『流星』『海』などに作品化されています。
当町の河北潟放水路に沿った道の脇には氏の筆で彫られた「井上靖文学碑」と副碑の詩『海』(詩集『運河』の中の詩)が立っています。昭和50年3月の除幕式には、氏自身が立ち会われました。
「井上靖文学碑」碑文
日本海美し
内灘の砂丘美し
波の音聞きて
生きる人の心美し
井上 靖
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井上靖文庫目録
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