父の夢を胸に 成人
プットリユキ デワンティ さん
- [町への一言]
- ※ 今月はリレー方式の紹介ではなく、成人式会場での取材内容をお伝えします。
1月10日(日)に開催された内灘町成人式。ひとり緊張した面持ちの女性がいました。この日のためにインドネシアから来日したプットリユキ・デワンティさんです。
20年前の12月14日に金沢医科大学病院で産まれ、北陸の冬からユキ(雪)と名づけられたプットリユキさんは、小児科医の父ケマール・ウィシュワデワさんが金沢医科大学病院に研修医として勤めていたことから、平成3年の4月まで内灘町で育ちました。
ケマールさんは当時から日本の成人式に興味を持たれ、プットリユキさんにも振袖を着せてあげたいと語っていたそうです。その後、一家はインドネシアに帰国しましたが、昨年1月にケマールさんが死去され、お父さんの夢を叶えるために今回プットリユキさんが来日したということです。
大和撫子という日本女性の清楚な美しさを表す語句がありますが、お父さんの成人式や振袖に対する夢をまとっていた彼女は、まぎれもなく大和撫子に見えました。