「ワークライフバランス」とは、老若男女だれもが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、自分が希望するバランスで生活できる状態のことです。「ワーク」(仕事)と「ライフ」(仕事以外の生活)が良い循環をもたらし、多様性に富んだ活力ある社会を創るための基盤となる重要なことです。
3つポイント
3つポイント
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@あらゆる人のため
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子育て期の女性に限らず、老若男女あらゆる人が様々な活動を希望に沿った形で展開できるようにすることです。
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・仕事
・家事、子育て、介護、家庭との団欒等の家庭生活
・NPO、ボランティア活動等
・自己啓発、生涯学習、趣味、友人・知人との交流 他
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A人生の段階に応じた「バランス」を決める
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人生の各段階に応じて、希望するバランスで実現できるもの
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・仕事や子育て、介護、自己啓発など、様々な活動の大切さは、人生の段階や、個人の事情や希望によりかわるものです。
・誰もが個人の判断で自分の希望するバランスを決めることができることです。
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B「仕事の充実」と「仕事以外の生活の充実」の好循環をもたらすもの
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働き方を見直して仕事の効率が高まると、仕事の成果が高まります。同時に仕事以外の生活が充実し、個人の生活全般の充実につながります。
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なぜ必要なのでしょう
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@個人にとって
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ライフスタイルや意識変化
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共働き世帯は片働き世帯より多く、夫は外で働き妻は家庭を守るべきであるという考え方に過半数が反対(またはどちらかといえば反対)しています。
(H19 内閣府世論調査)
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働き方の希望と現実とのギャップ
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フルタイムで働く男性は長時間労働者が多く、仕事とプライベートを両立したいとの希望があっても、仕事が優先されており、希望と現実とには大きな開きが見られます。
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女性はライフステージ毎の希望に応じた就業が困難
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女性は家庭責任が重く、希望する形で働くことが困難です。
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長時間労働により心身の健康に悪影響
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残業が多いと、仕事で疲れて退社後何もやる気になれません。
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A社会全体にとって
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・労働力人口の減少が見込まれる中、女性や高齢者を含む多様な人材の能力発揮が不可欠です。
・少子化に歯止めをかけるためにも、両立支援や子育て環境の整備、働き方の見直しが必要です。
・地域社会が希薄化する中、働く人が地域活動にかかわることが重要になります。
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B企業にとって
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・多様な人を生かして競争力を強化することは、「明日への投資」となります。
・社員の満足度、意欲が向上し、優秀な人の獲得や定着が進みます。
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仕事は暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらしますが、家事・
育児、地域活動、自己啓発なども暮らしには欠かせません。
誰もが自分の希望を叶え、いきいきと様々な活動をして活躍す
ることは人生の生きがい、喜びとなります。
(内閣府 仕事と家庭の調和に向けて パンフレットより)
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[関連リンク]
内閣府(ワークライフバランスホームページ)
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