小濱神社・本殿(おばまじんじゃ・ほんでん) 現在の本殿は天保3年(1832年)金沢市五郎島町に、加賀藩によって造営された。 その後、明治22年(1889年)現在の内灘町字大根布の地に移築したのである。 本殿は(12坪)は正面柱間三間、側面2間、入母屋造りで千鳥破風、軒唐破風で柱間三間の向拝付の銅葺である。写真にかかげた天保3年4月の棟札によって再建の由来と造営関係役人および大工等を知ることができる。 この神社は、磯崎に建立された当時より、特に戦国時代には戦勝祈願所として、また江戸時代には歴代藩主の信仰も得て、社殿の造営は加賀藩によって建築されてきた。このように小濱神社は由緒ある神社であり、その本殿は今後、文化遺産の一つとして、後世に残す大切なものである。【内灘町大根布三丁目】
小濱神社・本殿
棟札(むなふだ)
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