平成22年度第1回内灘町環境審議会が下記のとおり開催されました。
1.日 時 平成22年10月5日(火) 10時〜11時30分
2.場 所 内灘町役場 3階 301会議室
3.出席者 委員10名、事務局4名
4.議事内容
(1)開会(事務局)
(2)副町長あいさつ(蓑副町長)
(3)委嘱状交付(蓑副町長)
(4)自己紹介
(5)議件
1)会長並びに会長職務代理者の選任について
2)内灘町環境基本条例について
3)内灘町地域新エネルギー・省エネルギービジョンについて
4)内灘町地球温暖化対策実行計画について
5)その他
○議事、質疑応答
【会長並びに会長職務代理者の選任について】
会長:早川 和一 委員 会長職務代理:安宅 弥吉 委員
【内灘町環境基本条例について】
質疑等特になし。
【内灘町地域新エネルギー・省エネルギービジョンについて】
質疑等特になし。
【内灘町地球温暖化対策実行計画について】
(委員)
地球温暖化対策地域協議会で実行計画を作成中ということだが、海外において環境問題は経済問題になっているので、例えば太陽光発電でいうと、発生するお金のやりとり(内部経済)、CO2の削減効果(外部経済)、電力会社の売上減少にともなう納税減少(外部不経済)など、経済面も考慮していただきたい。
(会長)
環境問題は経済とのバランスがとれなくては実行できないという一方、自分の負荷を承知でやらなければいけないという面もある。絵に描いた餅にならないように、何が実行可能かを常に考えなければならない。※実行計画は環境審議会の審議を経て策定される。
【その他】
(委員)
河北潟の水質について、表中に記載の値は複数ある採取箇所の平均値か。
(事務局)
平均値である。採取場所によっては、もっと数値が悪いところもある。
(会長)
水質浄化については2市2町が関わっており、内灘町は特に関心をもっている。ただし、全国的な学会でも話題になっていることだが、河北潟のような閉鎖性水域では水を飲料水に利用しないため、水質の環境基準だけですべて判断するのではなく、例えば住民にとっての憩いの場であるなど、水辺の価値というものがどこにあるのかということを見直す段階にきている。具体的な指針はできてはいないが、内灘町の大きな財産である河北潟についても水質の環境基準だけではなく、そうした感覚的なことも環境審議会で議論していけたらと思う。
(事務局)
河北潟は水鳥など生物の生息地という側面もあり、水質改善もさることながら、住民にとって親しみの持てる水辺空間として整備していくことも考えていかなければならない。
(委員)
地下水の関係で、何年か前に浄水場の井戸で砒素濃度が基準値を超えそうになり井戸が休止となったはずだが、その後どうなったのか。
(事務局)
水道水についてはほとんどを県からの受水に頼っているのが現状であるが、自己水源の確保は必要であることから水質改善の実験を行っている。なお、町では原則として30m以上の井戸の掘削を認めておらず、掘削の際は町の地下水採取規制審議会の許可を得る必要がある。平成21年度は千鳥台で道路消雪用井戸として掘削許可している。
(委員)
ニセアカシアの防風林が伐採されたが、環境部局とは関係ないのか。
(事務局)
防風林は県管理であり、寿命等の理由からニセアカシアを伐採し、黒松に順次植え替えている。管轄が異なっても情報を共有して協議していきたい。
(委員)
町を代表する木であるニセアカシアを、今後まったく植樹していかないのか。
(事務局)
林帯遊歩道ではニセアカシアを残していきたいと考えている。なお、本年度には雇用対策事業として町内の動植物の分布図を作成することになっており、ニセアカシアの植栽状況についても調査中である。
(会長)
町の環境基本計画において、歴史的文化的な背景をもつものは保全していくという方向性があった。ニセアカシアもそういう意味で重要であるといえる。
(委員)
先日、宮坂の着弾地観測所跡に至る道の砂が工事でえぐりとられていることに気づいて非常に驚いた。残すべきところは残してほしいと思う。環境審議会では、町の管轄を越えた範囲でも保全の提案をしていきたい。
(事務局)
その場所は畑地の整備工事をしているところであり、町の砂利採取審議会で許可されている。
(会長)
内灘町環境基本条例の第二十七条に、「審議会は、前項各号に掲げるもののほか、環境の保全に関し、町長に意見を述べることができる」と記載されている。環境審議会の役割として、今後とも委員の皆様からご意見をいただきたい。
(6)閉会(事務局)
[関連書類] ※ダウンロードできます。
内灘町環境審議会委員名簿
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