平成20年8月31日(日)西荒屋小学校グラウンド並びに、その周辺を会場として「平成20年度 内灘町震災訓練」が開催されました。
この訓練は、大規模地震の発災初動時において、地域住民が一致協力して実施すべき処理を訓練することにより、「自分たちの地域は自分たちで守る」という共通認識を醸成するとともに、関係機関が処理すべき事務等を確認し、相互の連携・協調体制の確立を図ることにより、「災害に強い町づくり」を推進していくことを目的に実施いたしました。
訓練には、宮坂区、西荒屋区、室区、白帆台町会、ハマナス町会自主防災会、湖西親和会の主に内灘町北部地区の町会、区会の住民の方、訓練協力諸団体構成員の合計303名が参加いたしました。
内灘町を中心とした震度6強(マグニチュード7.0)の直下型地震が発生したとの想定で、
・一次避難場所から避難場所(西荒屋小学校グラウンド)まで住民が避難する集団避難・情報収集・要援護者避難支援訓練
・内灘町消防本部と金沢医科大学災害医療チーム(DMAT)が協力し、自動車に取り残された方を救出する訓練
・防災ヘリ救援物資搬送訓練、応急手当・消火器・濡れシーツによる初期消火訓練
・AEDを使用した心肺蘇生法の訓練
・バケツリレーによる消火訓練
・土砂崩れに巻き込まれた車両からの救出訓練
・倒壊建物救助救出訓練
・食糧供給炊出し訓練
など15の訓練や、石川県が行った原子力防災訓練状況をまとめたパネル展示コーナー、住宅用防災用品展示コーナー、給水車を用いた給水コーナーの3コーナーが会場に設けられました。
参加された住民の方々は、昨年3月の能登半島地震、今年に入ってからの中国四川省大地震、岩手宮城内陸地震など、震度6強クラスの地震が頻繁に発生していることもあり、どの訓練種目にも真剣な面持ちで参加されていました。
今後も、地域の「防災力」向上に向けて継続的に震災訓練を行い、いつどこで発生してもおかしくない災害に備えていくことが大切であると考えさせられました。
[暮らしの分類]
防災