平成19年9月2日(日)に向粟崎小学校グラウンドを主会場に「平成19年度 内^町・金沢市合同震災訓練」が開催されました。
この訓練は、
・大規模地震の発災初動時において、地域住民が一致協力して実施すべき処理を訓練することにより、「自分たちの地域は自分たちで守る」という共通認識を醸成する。
・関係機関が処理すべき事務等を確認し、相互の連携・協調体制の確立を図ることにより、「災害に強い町づくり」を推進していく。
ことを目的に実施しました。
訓練には、内灘町の住民のほか、金沢市と締結した災害相互応援協定に基づき参加した金沢市粟崎校下自主防災会を含め、住民約650名が参加しました。
内灘町を中心とした震度6強(マグニチュード7.0)の直下型地震が発生したとの想定で、訓練会場を避難場所として住民の方が徒歩で避難する訓練を皮切りに、情報収集訓練、内灘町消防本部と金沢医科大学災害医療チーム(DMAT)による救出訓練、金沢市による支援物資搬送訓練、初期消火訓練(消火器、濡れシーツ、ウォーターボール、バケツリレー)、倒壊建物救助救出訓練など18種目の訓練を実施しました。
途中、八十出内灘町長と山出金沢市長が衛星電話を介した会議を実施、行政の垣根を越えた相互応援の確認をしたほか、はしご車試乗、地震体験車乗車、煙中体験など7つの体験、展示コーナーが会場に設けられました。
参加された住民の方々は、今年3月の能登半島地震、7月の新潟県中越沖地震など、大規模な地震が頻繁に発生していることもあり、真剣な対応で訓練を実施していました。
今後も、「自助・共助・公助」を考えながら、地域の「防災力」向上に向けて訓練を行い、いつどこで発生してもおかしくない災害に備えていくことが大切であると考えさせられました。
[暮らしの分類]
防災,
消防・救急