天然記念物
シロチドリ
全長約17cm、スズメよりもひとまわり大きく、体の上面は淡褐色で下面は白色の品のよい海辺の留鳥である。(チドリ目、チドリ科)
本種は、内灘から羽咋にかけて海岸の砂地に営巣して、4月から6月にかけて卵をかえすチドリの一種である。昆虫類やクモ、ゴカイなどを主食とし、鳴き声はピュルッピュルッと聞こえる。
現在は、侵食や護岸工事によりシロチドリの営巣に適した広い砂丘が少なくなってしまった。静かな環境で、波打際のエサが容易にとれる場所であっても、営巣地へ自動車等が乗り入れるためにシロチドリの繁殖が脅かされており、その数が極端に減少しているので保護に努める必要がある。
[暮らしの分類]
文化・芸術